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倭訓栞
前編二十八保
ほしいひ 倭名抄に糒およめり、糗も同じ、ほしひともいふ、新撰字鏡に餱およめり、字書に乾飯なりと見えたり、侍中群要に、巳刻供朝干飯事と見ゆ、雉囊抄に麨およみて乾飯屑と見えたれば、ほしいひの粉なるべしといへり、正字通によるに粉がしの類なり、