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料理物語
後段
うどん 粉いかほどうち申候共、塩かげん夏はしほ一升に水三升入、冬は五升入て、その塩水にてかげんよきほどにこね、うすにてよくつかせて、玉よきころにいかにもうつくしく、ひゞきめなきやうによく丸め候てひつに入、布おしめしふたにして、風のひかぬやうにしておき、一づゝ取出し、うちてよし、ゆでかげんはくひ候て見申候、汁はにぬき、又たれみそよし、胡椒、梅、