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守貞漫稿
五生業
粟餅店此店常に希にして、寺社開帳等群集の路傍に専ら売之、其術猶奇とす、一握すれば指間各一顆お出し、都て一握四顆の団子おなす、其形無大小、これお切て六七尺余間ある盤中に投ず、其速妙なる、空お飛ぶこと二三顆お絶せず、盤中豆粉にさたうお和し、これおつけて売る、