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枕草子

しきの御ざうしにおはしますころ、〈○中略〉老たるほふしの、〈○中略〉さるのさまにていふなりけり、〈○中略〉などかこと物もたべざらん、それがさふらはねばこそとり申侍れといへば、くだものひろきもちひ(○○○○○○)などお、ものにとりいれてとらせたるに、むげに中よくなりて、よろづの事おかたる、