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重修本草綱目啓蒙
十七造醸
寒具 ひぐはし類の総名なり寒食は冬至より百五日お雲、即清明に当る、三月の節なり、此日旧例にて終日煙おあげず、故に前日より食物お調へおき、数品の果子類お製す、故に釈名の名は同物に非ず、是お総じて寒具と雲、寒食の具と雲義なり、