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嬉遊笑覧
十上飲食
南蛮菓子はぼうる(○○○)の類なるべし、万治年間振売の物の内にあり、〈○註略〉伊呂三絃に、揚屋に行、三つ取合のなんばん菓子お、一人に一斤あてにあらし雲々、凡菓子何にても沙糖のすり蜜お、衣にかくるおてんふらと雲、蛮語なるべし、小麦の粉おねりて、魚物などにつけて油あげにするおも雲は、其形同じければなり、