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撈海一得

今女の言に酒おさゝ(○○)と雲、養老の雑劇(うたい)に、もたいのちくえふ(○○○○)と雲、猩々に、竹のは(○○○)の酒と雲、文選の張協が七命に曰、予北之竹葉、註に酒之名也と雲、又唐の李賀が詩は、好で多く字面お替換す、白お箬葉露と雲と、徐興公雲り、箬は竹皮なり、吾国古は文選に熟せしゆへ、俗にも雲慣たるとみへたり、