[p.0768]
壒囊抄

酒并茶などのあつきぬるきおかんと雲、何の字ぞ、間字お用、寒温間お能程にするなるべし、或は寒お書、或は酣お書く、酣おばたけなはとよむ、盛なる貌也、誠にかんわろくして無興ならば、酣なるべからざる歟、然共茶并湯かんには通じ難し、仍間の字お勝れたりとす、