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七十一番歌合
七十一番 左 酢造さもこそは名におふ秋の夜半ならめあまり澄たる月の影哉 左あまりといひて、すとは聞えたるお、かさねてすとよめるやいかゞ、いつまでか待宵ごとの口つけにあすや〳〵といふおたのまむ 左歌は、酢つくる人は、あすや〳〵といひて、祝ごとにするといへるおよめるにや、えんにきこゆ、