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播州名所巡覧図絵

須磨塩屋〈今は焼事なし、されども古歌悉塩焼およめり、東はあしのやの灘の塩やきとも詠り、又明石より西高砂辺りなどは、五十年前迄もありしとぞ、それさへ絶て次第に西の方へ移れり、此理いかん、〉〈万葉〉すま人の海べ常さらず焼塩のからき恋おも我はするかも