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日本山海名産図会

焼蛤〈井〉時雨蛤♯溜味噌(○○○)の制は、大豆およく煮て藁に裹みて〓の上に懸け、一月許にして臼に搗き、塩お和して水お加れば、上すみて溜る汁お、醤油にかへて用ひ、底お味噌とす、〈是お以て魚お煮るに、若称鯘たる魚も復して味よし、今も官駅の日用とす、〉