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倭訓栞
前編二阿
あめ 飴糖おいふは甘き義也、糖はしるあめ也、江戸にて水あめといふ、新撰字鏡に〓もよめり、八斛麦あり、糖に作るによろし、飴おねぶらすといふ俗語は、後漢書に含糖弄児孫と見え、大学衍義に、啖以甘言而陰陥之といへる意なりといへり、〈○中略〉豆汁お俗にあめといふ糖に似たる也、