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東雅
十二飲食
飴あめ〈○中略〉 又〈○倭名抄〉説文お引て、蜜は蜂甘飴也、俗にみちといふと注せり、みちとは其字の音おもて呼びし也、〈古の時に甘味にはむねと蜜お用ひ、これに次ぐには飴また甘葛煎の如きお用ひたりし也近き此ほひより、外国の人多く蔗糖お賚来りぬればそれ等の物ども用にあたらぬものとはなりたり、〉