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当流節用料理大全
鮓魚のあらまし鯛の鰭(○○○) 一塩弐升水壱升合参升お弐升に煎よくさます、たい三枚におろし、右の塩水の中へ入、おしお置、二日過三日めに黒米壱升食にたき、扠粕壱升お合、右の鯛にすれ合不申様に漬申候、但鮭の塩引も塩能出し、右のごとく仕る也、〈○中略〉鱣の鰭(○○) 能洗雫おたらし、三〈つ〉四〈つ〉程にみじかく切、一夜酒に塩お喰塩nan辛めにまぜ、是にひたし、翌日食に塩おくい塩にまぜ、常のごとく漬、おしは中ぐらいにかけてよし、