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渡辺幸庵対話
一そば切どふゝ(○○○○○○)の煮様は、塩一はいに水六七盃の分量にて拵、とふゝお切て其水に付て、扠煮申候得ば、一つもかたまらずきれざる也、芝肴お一所に煮申、又は吸物にするに、塩一盃に水三ばいの図りにて切て、其水に漬て扠煮ればひとつに取つかず、面々に煮へ候也、