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後水尾院当時年中行事
上十二月
煤払、陰陽頭勘文にしたがひて、日時お定めらる、〈○中略〉便宜の所にうつりまします、其所にて二献あり、初献〈かちん〉二こん〈でんがく〉供し終りて御前おてつす、其後女中にもたぶ、御見廻しこうの公卿、めされたる殿上人内々の衆は残りなく召出されて、かちんでんがくなど給ふ、御乳母是おやくす、勾当内侍酌伊与肴にて御通しあり、