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四季漬物塩嘉言
青梅漬青梅の若きうちにとりて、一夜水に浸し置、〈是は苦みおとるためなり〉翌日水おきりて、青梅一斗に塩二升おいれて、かろく押て漬るなり、水あがりたらば、其水おこぼしすて、ざつと洗ひて水気おかわかし、又すこしふり塩おして漬るなり、先の水にてはにがみあり、其苦味おさりてたくわふべし、