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倭訓栞
前編三十四/也
やつがれ 僕およみ、神代紀に吾、皇代紀に賤臣、奴、又妾、遊仙窟に下官およめり、自謙の辞、憔悴枯稿(やつかるヽ)の義也といへり、一説に、奴こ吾(あ)れの義、こあ反り也、又奴がむれ也ともいへり