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倭訓栞
前編七/幾
きみ(○○)〈○中略〉 古へ尊相通じて互にきみと呼し、恋の歌などは吾愛するより也、古歌皆然り、今は心得あるべき事にいへり、〈○中略〉人お呼て仁とし、仁おきみとよむの例、梵書に見えて、今も膏おもてよべり、