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松屋筆記
百三
童児与清曰、和良波(わらは)の所見、古書枚挙に徨なし、今は名義お説ん為のみなれば、さまでは引出ず、和良波は和々良端(わヽらば)の約語也、毛の端の和々良かに乱れさがりたるおいふ、和々気(わヽけ)とも和良々々とも通はしいひて、物の柔かに乱垂たる貌也、