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古事記
下/雄略
一時天皇遊行、到於美和河之時、河辺有洗衣童女、其容姿甚麗、天皇問其童女(○○)、女者誰子、答白、己名謂引田部赤猪子、〈○中略〉天皇幸行吉野宮之時、吉野川之浜有童女、其形姿美麗、故婚是童女、而還坐於宮後、更亦幸行吉野之時、留其童女之所遇、於其処立大御呉床而、坐其御呉床、弾御琴、令為舞其嬢子、爾因其嬢子之好舞、作御歌、其歌曰、阿具良韋能(あぐらいの)、加微能美氐母知(かみのみてもち)、比久許登爾(ひくことに)、麻比須流袁美那(まひするおみな)、登許余爾母加母(とこよにもがも)、