[p.0107]
古史伝
二十五
氏お宇遅と訓むは、内(うち)ともと同語なり、語の清濁に拘はるべからす、故氏神と雲は、内神といふ意にて、内に属たる神のこヽろに親みて雲る称なり、漢字の義お放れて、言の義お思ふべし、