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源氏物語
二十二/玉鬘
またの日、よべ、さとより参れる上らうわか人どものなかに、とりわきて右近めしいづれば、おもたヾしくおぼゆ、おとヾも御らんじて、などかさといは久しくしつる、れいならず、やもめ人(○○○○)の、ひきたがへこまがへるやうもありかし、おかしきことなどありつらんなど、れいのむつかしう、たはぶれごとなどの給ふ、