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古事記伝
二十二
同母弟は、師〈○賀茂真淵〉の伊呂杼(いろど)と訓れつるお用ふべし、若桜宮段穴穂宮段などに、伊呂弟とあるに同じければなり、〈女なれば伊呂妹と書る、其は伊呂毛なり、此事伝十三の六十三葉に委雲り、考合すべし、書紀に、母弟同母弟などおはらかお、おもはらから、はヽはらから、はらからのいろと、おなじはらのいろとなど訓るは、皆古称にあらず、〉