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撈海一得

今三都に、女の多集りたる処にて、諸女義お結て、兄弟ぶんなど雲事、唐の崔令欽が教坊記に日、教坊中の諸女、以気類相似、約為香火兄弟と言は、香火お備て鬼神に誓ゆへにかく雲にや、此事由て来る事旧し、漢書外戚伝曰、房与宮対食、注応劭曰、宮人自相与為夫婦名対食、房宮二人之名也と、角先生蝋師父何人か俑作れるや、