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病名彙解
六安
惡脈(あくみやく) 病源に雲、惡脈は身裏たちまちに、赤絡脈(しやくらくみやく)起り、巃嵸として〈巃嵸は山の峯の貌〉聚て、死せる蚯蚓の如く、看に水あるに似たるが如く、脈中に長短あり、皆其絡脈お逐て生ず、春秋惡風お受絡脈の中に入、其血淤結して生ずる所也、