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古事記伝

気吹(いぶき)は息吹(いきぶき)なり、〈伊とのみ雲も即息なり〉大祓辞に、気吹戸坐須気吹戸主止雲神(いぶきどにますいぶきどぬしといふかみ)、根国底之国爾気吹放氐牟(ねのくにそこのくににいぶきはなちてむ)、式に、近江国坂田郡、美濃国不破郡などに、伊夫伎(いぶきの)神社と申すもあり、