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源氏物語
一/桐壺
うへもかぎりなき御思ひどちにて、なうとみ給ひそ、あやしくよそへきこえつべき心ちなんする、なめしとおぼさでらうだうし給へ、つらつき(○○○○)まみなどは、いとようにたりしゆえかよひてみえ給も、にげなからずなんなど聞えつけ給、