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万葉集
十三/相聞
荒玉之(あらたまの)、年者来去而(としはきゆきて)、玉梓之(たまづさの)、使之不来者(つかひのこねば)、霞立(かすみたつ)、長春日乎(ながきはるびお)、天地丹(あめつちに)、思足椅(おもひたらはし)、帯乳根矢(たらちねの)、母之養蚕之(はヽのかふこの)、眉隠(まゆごもり)、気衝渡(いきつきわたり)、吾恋(わがこふる)、心中少(こヽろのうちお)、〈○少恐乎誤〉人丹言(ひとにいふ)、物西不有者(ものにしあらねば)、松根(まつのねの)、松事遠(まつこととほみ)、天伝(あまづたひ)、日之闇者(ひのくれぬれぱ)、白木綿之(しらゆふの)、吾衣袖裳(わがころもでも)、邇手添沼(とほりてぬれぬ)、