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松屋筆記
七十八
あき目暗(○○○○)
俗に眼あれども、文字よむ事あたはざる者お明目盲といへり、碧巌集五の巻〈四丁左〉四十二則に、居士打了更与説道理雲、眼見如盲、口説如唖雲々、此眼見如盲はあきめくらの義といふべし、又八の巻〈廿三丁う〉八十則に、眼見色与盲等耳、聞声与声等とも有、