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倭訓栞
前編十一/志
した 舌おいふ、しなふ義にや、なとたと同韻通ぜり、三寸舌といふは漢書に見えたり、笙篳篥のしたは簧およめり、礼の集説に、簧は笙の舌と見えたり、下およむはしたるの略なるべし、歌にしたのおもひしたのなげきなどいふは、心おさしていへり、小舌は重舌の病なり、又子舌といへり、