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徒然草
下
愚者の中のたはふれだに、しりたる人の前にては、此さま〴〵のえたる所、詞にてもかほにても、かくれなくしられぬべし、ましてあきらかならん人のまどへるわれらお見んこと、たなごヽろの上の物お見んがごとし、