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松屋筆記
八十五
ぬけ足
安元御賀記〈群書類従五百廿九巻、十一丁左、〉に、我もとへ鞠くれば、ぬけあしおふみてにげられき雲々、今俗ぬき足といへり、加賀見山といへる浄瑠璃本に、ぬきあしさし足とあり、おとせぬやうに脱足する也、