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倭訓栞
前編二十五/比
ひざ 膝おいへり、引いざるの義なるべし、物に小膝といふ事見えたり、仏者の右膝著地は胡法かといふに、楽記に臥坐致右(ひざまつく)とあれば、三代も亦此礼ありと、済北集に見ゆ、倭名抄に膝䯊おひざのかはらとよめり、今ひざヽらといへり、