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安斎随筆
前編三
および 指の事なり、古き物語などには、多くおよびと書けり、和名抄に、指和名由比、俗雲於与比と見えたり、然ればゆびと雲ふは本名にて、およびと雲ふは俗語なり、およびお大指と心得、又小指と心得るはあやまり也、