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壒囊抄

しらがふきなるなんと雲は何事ぞ
皆白髪なるには非ず、黒自斑らに交りたる義也、日本紀に曰、白髪斑雑と書て、しらがふうきと読ぞ、ふきと雲は誤也、常に斑の字お〓に誤也、中に文お書たるはまだら也、〓はつくとよむ也、次ての義也、