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歴世女装考

髪あげ
髪あげといふ事古書どもにあまた見ゆ、結髪(かみあけ)に両義あり、一つは男おさだむる時、かの振分髪お一つに結集挙てその末は脊後へたらしおく、その義は男の元服と同然なり、是上代よりの風儀なり、