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源氏物語
一/桐壺
たゞかのゆいごむおたがへじとばかりに、いだしたて侍しお、〈○下略〉
○按ずるに、遣言には、口頭お以てするあり、書状お以てするあり、而して遺言にて臣子お訓誨 する事は、訓誡篇に、葬送に関する事は、礼式部葬礼篇に、遺産に関する事は、政治部上編及び下 編の相続篇等に載せたれば、参照すべし、