訓幼字義
七
志 凡三則
志といふは、こゝろの存主する所にして、気おひきゆるものなり、孟子に志気之帥也といへり、帥といふは将帥の義にて、大将の事なり、志は気お引まはすものなれば、大将の士卒お引まはすがごとし、ゆへに気の帥なりといへり、こゝろのあるじとなりて、気お引たつるものなり、
志といふは、こゝろの存主する所にして、気おひきゆるものなり、孟子に志気之帥也といへり、帥といふは将帥の義にて、大将の事なり、志は気お引まはすものなれば、大将の士卒お引まはすがごとし、ゆへに気の帥なりといへり、こゝろのあるじとなりて、気お引たつるものなり、