[p.0747]
鳩巣小説

一赤穂義士仇討の時、〈○中略〉又一人額の疵お見よと申音いたし、暫ありて、大勢の声にてわつと泣申声仕候、是は上野介〈○吉良義央〉どのヽしるしお揚候て、悦び泣と聞へ申候、