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倭訓栞
前編二十八/保
ほろ〳〵(○○○)〈○中略〉 蜻蛉日記に、ほろ〳〵と打なきてといひ、砂石集に、さめほろとなき〳〵と見えたり、梵書に発露涕泣といふ義にや、清輔、
旅づとにもてるかれいひほろ〳〵と涙ぞ落る都思へば