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続古事談
二/臣節
このおとヾ〈○大宮右大臣俊家〉の孫宗忠の右大臣、殿上人の時、夢に六条右大臣〈○顕房〉女我がごとく大位にのぼるべき人也と、いはれければ、不肖の身いかでかいたるべきと申されければ、ひとへに天恩お蒙て必いたるべしとありけり、思はざるに大臣になれる人也、