[p.0862]
山鹿語類
二十一
慎言語
言語の品、其所、其時、其交接の人物に従て、甚其礼多し、朝廷之言あり、平居之言あり、喪祭之言あり、冠昏の言あり、賓客之言あり、軍旅の言あり、君臣、父子、兄弟、朋友、夫婦の言あり、平生の言あり、変に処するの言あり、此品々お詳に不究明ときは、言皆違お以て礼こゝにみだる、威儀大にそむくべし、〈○下略〉