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我衣
享保十年比、もじりと雲ことはやる、字もじり(○○○○)、本もじり(○○○○)の両説あり、是は近所の俳諧などする人おたのみ、甲乙お分つ、勝には懐紙おつかはす、五人三人七人にても人数かまひなし、先づ題お出し、一句お附る、一句の終りお又題にしてつける、今の段々付(○○○)なり、
字もじり 題丸かぶり すき(/好) かま(鎌/真) くは(鍬/桑瓜) おもつ土民
又土民お題にして、うけて下五字お別に雲廻す、
むすめの子 かみすい(髪梳/紙漉)ている 三谷町
前に同じ
本もじり 題、年布、 臼あり 杵あり 兎もあり 題兎もあり
細長い耳おあられにきる
此外しり五文字等あれども略す 文字理と書て可なり