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源氏物語
三十七/横笛
さていましづかに、かの夢は(○○)思ひあはせてなん聞ゆべき、夜かたらず(○○○○○)とか、女房のつたへにいふことなりとのたまひて、おさ〳〵御いらへもなければ、うちいできこえてけるお、いかにおぼすにかと、つゝましくおぼしけるとぞ、