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続世継
七/ほりかはのながれ
天台大師の経おしやくし給に、四の法文にてはじめ、如是より経のすえまで、くごとにしやくし給へば、そのながれおくまん人、法おとかんそのあとお思べければとて、はじめには因縁などいひて、さま〴〵の阿弥陀仏おときて、むかし物がたりときぐしつゝ、何事も我心より外のことものやある、事の心おしらぬは、いとかひなし、あさゆふによそのたからおかぞふる(○○○○○○○○○○○)になんあるべきなどとき給ひし、〈○下略〉