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駿台雑話

浩然の気 世話に、牛の一さん(○○○○○)といふやうに、やゝもすれば、機嫌にまかせ、調子に乗じなどして、一概に物お決行して快しとす、是は真のきれにあらず、反て大に気おそこなひ、心の刃こぼれつべし、