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瓦礫雑考

尻尾(しつほ/○○)お見せぬ(/○○○○)
陸游が姚平仲小伝に、西子入五湖、姚平仲入青城山、他年未必不死、直是不見末後一段醜境耳、故諺曰、神竜使人見首而不見尻などあるも、似たるやうなり、但しこゝにていふは、狐狸のたぐひ、物に化(ばけ)おふせて、終に本身お顕さぬ事おいふ成べし、