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類聚名物考
人事十二
臥法(○○)
寝臥に内外教の異なる有り、儒敷にては東首(○○)にして北面なり、論語に見えたり、仏教にては北首(○○)にして西面なり、是お頭北西面ともいへり、是より僧徒はつねにこれにならふべきよし物に見えたり、仰向に臥お修羅臥(○○○)といひ、うつ伏に寝お餓鬼臥(○○○)といひ、左お下にして臥お貪欲人臥(○○○○)といひて、出家は右お下にして、寝ぬべしと有り、是お右脇臥(○○○)といふ、蘇悉地経、または法花珠林等の書にも出たり、