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古今著聞集
十六/興言利口
此比天王寺よりある中間法師、京へのぼりける道にて、山ぶし一人、又いもじする男一人行つれて上りける、〈○中略〉人しづまる程に、此山ぶしおきいて、かみおもとゞりにとりけり、いもじ男はたゞよくねいりぬ、法師はそらね入して、此山ぶしがふるまひ見いたる程に、〈○下略〉